滋賀県道213号線(湖東彦根線)
 琵琶湖に注ぐ愛知川、その愛荘町から彦根市南端にかけての北岸を通るのが当該路線である。例によって昭文社の地図を眺めると、普通に堤防上らしきルートで描かれているが、滋賀県湖東土木事務所管内図ではルートが違う箇所がある。実際の現場はどんな状況か、行政の間接的な力を元に調査してみた。

湖東土木事務所管内図⇒資料A 台帳等平面図(おそらく)を元に線化したもの⇒資料B としよう


その2
その3

-その1-
地図リンク

2010/04/部分走破(終点→起点)


彦根市と東近江市(旧能登川町)との境である愛知川。両岸には竹林が鬱蒼としていて水辺には近づき難い。
写真は主要地方道2号(大津能登川彦根線)の「八幡橋」で、上流にはJR琵琶湖線(東海道本線)が見えている。

 


愛知川を越えて彦根市に入ると、伊奈精機の工場と7×11がある。
湖東土木事務所管内図では、県道はこの工場内を突っ切って描かれるが、それは流石にないなぁ。
ここで、資料Bを見ると、工場の北側の道がそれらしい。

 


この田んぼの畦道が県道213号であり、県道213号の終点はここのようだ。
県管理を示すものは、一応探したけど見つからんかった。

 


その畦道県道を進むと、轍が横Yの字となっている最初の交差点?に出る。
サクラの咲いている方へ直進する。とりあえず工場に沿って進むらしい。

 


正面に琵琶湖線の築堤。右の木々は愛知川堤防の林だ。
畦道は真っ直ぐだが、県道は真っ直ぐではないと、間接資料は示している(矢印は終点方向を示す)。
しかし、うっかり真っ直ぐだと勘違いしてた自分は赤線ルートを辿ることなく、水路トンネルを見ただけだった。
なお、間接資料では県道は琵琶湖線の築堤で途切れているが、
湖東土木事務所管内図は繋げて描いてある。

で、彦根市の認定路線網図見たら、終点から市町境まで市道として描かれていた。そのルートは、ここを真っ直ぐ
で、線路を越える部分はおそらく未供用、線路の向こうで、県道と思われる道路に合流となる。県道としては紙の上
だけの存在ということなのか?これはもう道路台帳そのものを見るしか方法はない・・・かまたは県に聞くとかね。

 


築堤前で振り返って、終点まで見る。
県管理を示すもんが何にもなくて、あんまり楽しくない。
これより築堤を迂回する。

 


築堤に沿って少し北側に進むと、なんともちっちゃい架道橋が。ちゃりんこと比べても低すぎる。

 


迂回して築堤の東側に来た。この尽きてる畦道は
認定路線網図によると市道である。
が、県道の続きっぽい・・・。 道の横に立ってる杭のようなもんは、関連のないものだった。

 


愛知川の堤防に沿って進むが、堤防の上が県道かも知れん。
これが資料Bのあかんところで、1/500だか1/1000の図面を1/25000に合わせるとしたら
多少ずれたって問題ないわけで、ここがまさにそんなところ。どっちとも取れてしまう。
まぁ、間接資料を見せられないのは残念だが。

 


というわけで、上に上がった。この平場?も線路前まで続いている。
丁度琵琶湖線を貨物列車が通過していってるところ。

 


何か変なものが立ってた(斜めってるけど)。この先(起点方面)で何回か見かけたけど、何かな?
またもや琵琶湖線を貨物列車が通過していってた。物流の大動脈なんやなぁ。

 


県道かどうか分からんとこを歩いて、舗装路に出た。昭文社で県道表示されている道路だ。
この先はしばらく堤防上の道をのんびり進めそうだ。

 

 地図にカーソルオンで、県道のルートを示す。
電子国土より転載 (1/2500では 能登川)

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