東京都道205号(水根本宿線)


 当該都道は、奥多摩町の小河内ダムから小河内峠を越えて檜原村までの都道である。小河内峠が不通区間となっているが、檜原村側は地図上で道が複数あってどのルートか分かりづらい。それも含めて不通区間端点を訪問した。


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起点付近の経路はこのようになっている。

 

現在地はここ

 国道411号から右に分かれる都道205号。だが、案内は何もない。ただ、左折は奥多摩湖とあるだけ。まぁ不通だし、小河内ダム管理道っぽいのでしゃぁない。直進はトンネルで、都道205号は何となく国道の旧道っぽいが、全然違う。

 

 いきなり夕から昼になったが訪問時が違うので。国道から入って進むと、途中ゲートを通過。そして正面に小河内ダムの堰堤が見えてきた。ゲート内の道はやっぱり小河内ダム管理なのかね。

 

 2車線道路は堰堤前で右カーブだが、都道は堰堤の方へ。この先都道の証はないだろうから、ここまでで探したのだが、無かった。街灯にプレートあるだろうと思ってたんだがなー。

 

満水の奥多摩湖越しに堰堤を見る。都道はあの上を通ってる。

 

さっき見てた堰堤の上を歩く。これが都道なんだが、堰堤が結構長く、車も通れないので向こうが遠い。

 

ようやく堰堤を渡り切ると道は左右に。都道は右へ。そして遊歩道っぽい感じの柵の砂利道となる。

 

 こんな感じで湖畔を約2キロ進むことになる。その後、1キロぐらいの歩道の後に小河内峠へ向かう山道となるわけだが、ソコまで行くのも面倒くさいし、面白そうなもんもないだろうからここで引き返した。

 

一応ダム側のルートを示す。

 

 ちなみにこのダム側のルートだが、当該路線前身の路線(五日市甲府線)の認定時は当然ダム湖はなかった。ダム建設に伴い、五日市甲府線も水没することとなった為に、昭和12年12月9日の東京「府」公報にて、ルートを変更(区域変更)する旨の告示が出た。

 

 今なら橋架けて北岸の付け替え道路に接続させるだろうか・・・不通区間であっても。ちなみに供用開始したのは昭和32年8月24日のことである。その辺はまた、<ε>机上調査の「小河内ダムに伴う都道の経路変更」の項でやる予定。

 

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