当該県道は、県西部の山間部を南北に結ぶ県道であるが、通行不能区間があり、通り抜けは出来ない。したがって南部と北部で別の路線のような感じがする県道である。 |
現在地はここ
山北町内のR246旧道は、大きく分けて山北市街地、瀬戸地区、谷峨地区の3つに分けられる。その3つのバイパスの旧道は何(いず)れも主要地方道76号線となっている。
で、今いるところは山北市街西部の安戸交差点。ここはR246の山北バイパス瀬戸地区と旧R246を引き継いだ主要地方道76号が合流するところである。ほぼすべての地図で、主要地方道76号線は、ここよりR246と重用して、樋口橋交差点で分かれて、山北市街地に入っていくルートになっている(地図で青線ルート)。※青線の矢印は終点方向を表している。
地図を見ると分かるが、2つのバイパスの間にも旧道があるのが分かる。どうやらこの道路も主要地方道76号線であるようなのだ。神奈川県が発行している松田土木事務所管内図を見ると、R246に並行して主要地方道を表す色が塗られている。それと、これに付いている路線延長調という表によると、管内の76号線にはトンネルが4個あることになっている。管内の76号は山北町しか通ってないので、町内に4つあるということだ。丹沢湖周辺に「新箒沢隧道」「焼大隧道」「神尾田隧道」がある。このことから、残る1つはやはりここだと分かる。(表は実延長内で書かれてあるので、R246のトンネルではない。)
交差点を逆から見てみる。タッチアンドゴウ?みたいな感じでの接続だ。
狭いながらも2車線だったが、トンネルの手前で絞られる。安戸隧道である。上には発電所の水路がある、水路の築堤である。
扁額には「安戸隧道」と右書きで書かれている。要石があるアーチは、ちょっと崩れかけている。
内部は、東側半分が鉄骨で補強されているが、一部拉(ひしゃ)げている。圧力か、あるいは車にぶつけられたか?
東側坑口は上がツタ?で覆われあまりよく見えない。そして、坑口の左側に発見。
神奈川県の標柱。現地での県が管理している証拠といえば、コレしかなかったように思う。
トンネルを過ぎると右手に道が分かれる。その後はさらに狭くなってR246に合流する。
狭いので、この区間は、R246方向に一方通行である。
合流したところは樋口橋交差点手前。76号はこの交差点を左折して山北市街地へ入っていくルートとなる。
76号は、上図で示すように赤ルートが正しいルートなのである。
終了