東白川広域農道

  2006年のことであった。福島の会津に50ccで遠出した帰り、国道349号使って南下しようと矢祭町を走行していた。そして福島/茨城県境の明神峠に差し掛かる手前でふと左(東)の山の方を見ると、なんと山の中腹に橋が何本か架かっているのが見えるではないか。林道か?と思い気になったが、この日はそんなトコへ行ってる余裕はなかったので、いつか行こうと決めてスルーした。
 調べてみると、その道路は「東白川広域農道」という道路で、細切れに出来ている農道であった。いつか行こうと決めて6年経って、いい加減気になるところは行っておきたいということで、ここを最大目標地にして出かけた。2012/05/のGWのことである。

 

 


地図はこちら

 

2006年に、国道349号から見たあの道路に行きたい。赤○内に山をトラヴァースする道が見える。あぁいう道路、気になんのよなぁ。あの時はスルーしたが、今回ようやく走れるのだ。(まぁこの写真撮ったのは走った後なんやけどな・・・)

 

さてさて、この道路は地図上で途切れているので、反対側には行かれへんかも知れん。行けるだけ行ってみよう。この道路(広域農道)の入口は、国道349号大(おおぬかり)バイパスの終点側から分岐している。通行止めの看板と半分だけふさいでいるゲート。それに道の状態とか、結構経ってるのが分かる。

 

国道から入ってすぐ北に向きを変え、あとは山を登っていく。道にせり出した木々やらがこの道の今の状態を物語っている。道に土砂が溜まっているのが向こうに見える。

 

山から流れてきた水は溝を土砂で埋め、道を流れている。

 

貯木場として使われている農道。

 

また看板が端に立てられているようだ。

 

橋が何本か架けられている。橋のカタチは全部同じだ。名前は沢や木の名前が付けられている。

 

だいぶ登ってきた。橋から上関河内の集落が見渡せる。国道から見えた橋はここだったのか。こうやって走ってるとまるで林道のようだ。

 

進んでいくとだんだん橋や切通しなんかが増えてくる。

 

この橋を渡ったところでまたバリケードがあるようだ。でも横に避けてあるけど。

 

後は舗装を待つばかりという感じ。しかし重機とか何もないな。ちょっと行ってみようか。もうあっち側まで通じてるかも知れんし。

 

おぉぉ、トンネルあるやんけ。

 

 

東山トンネル。2012年かぁ、地震後も造ってたって事か。でもちゃんと供用されるのはいつになるんやろか。

 

短いので暗くても怖くない。そしてトンネルの先も出来てるみたい。行けそう。

 

トンネルを振り返る。何かバランス悪いな。トンネル右は出来てないのか、それともコレで完成か?

 

トンネル出て2個目の橋、その向こうは舗装されてるようだ。看板がある。

 

この橋から向こうは完成。ついでやからもうちょっと行ってみよう。

 

いい道だなぁ。だーれも通らん。そろそろ道は山の鞍部を通り反対へ行く。

 

下りになったと思ったらもう畑が現れた。片峠というやつですな、そういうの好きですわ。

時間があればこの先進んで国道349号まで行きたかったんだが、時間的にあんまり良くないので戻ることにした。6年越しの行きたかった道を通ることが出来て満足。

 


未開通区間を地図に示すとこんな感じ(電子国土より転載)
1/25000では 東舘

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